東京インプラントGuidanceは、インプラントを入れるメリットだけでなく、リスクもきちんと説明いたします。また本番治療に入る前に、お口のケア方法なども丁寧に指導させていただきます。
歯医者が得意でないからといって、治療を受けずに虫歯を放置しておくことは、絶対に良くありません。
辛い歯痛のせいで日々の生活を快適に送れなくなるどころか、自分の命も脅かすような、危険度の高い病気を引き起こす場合もあるからです。虫歯の放置がまねき得る、恐ろしい病気を紹介します。
虫歯を放置すると、歯の根深いところまで虫歯菌が侵食し、やがては血管内にまで入り込んでしまうことも。さらに虫歯菌の混じった血液が、脳の動脈にまで達すると、動脈を炎症させて内腔を狭めるため、恐ろしい脳梗塞のリスクが増してしまいます。
脳梗塞は、脳の動脈が塞がったり狭窄したりして、脳が壊死状態になってしまう病気です。
血管が塞がったり狭まったりすると、脳に十分な血液が届かなくなります。血液は脳にとって大切な酸素源であり栄養源ですから、これが届かなくなることは、脳の生命が絶たれることを意味しています。
※「実際にあった怖い話~」のページで紹介した、脳静脈血栓症と脳梗塞は似ていますが別物です。
結果的に脳の壊死をまねく部分は共通していますが、前者は脳の静脈に起こった障害が元で壊死にいたり、後者は脳の動脈に起こった障害で壊死にいたります。
血管は、知っての通り体のいたるところに張り巡らされています。ですから血管に虫歯菌が侵入した場合、到達地点が脳だけとは限りません。虫歯菌が血流に乗って心臓に達する、心臓の血管に障害を起こす…ということも、十分にあり得るのです。そしてそれにより発症の確率が高まるのが、心筋梗塞です。
心筋梗塞は、冠動脈が塞がったり狭窄したりして、心臓が壊死してしまう病気です。
冠動脈は、大動脈の左右からのびている2本の太い血管で、心臓に酸素源・栄養源である血液を届ける役目をもっています。冠動脈がこの役目を全うしないと、心臓は生命活動を維持することができません。
虫歯の放置は、潰瘍性大腸炎のリスクも高めると言われています。
潰瘍性大腸炎は、腹痛や腸内出血などが頻繁に起こる難病です。これまで発症の原因は、過度のストレス・遺伝・食生活・牛乳アレルギーなどと考えられていましたが、近年は新たな容疑者として虫歯菌(ミュータンス菌)の感染も加えられるようになりました。
なぜミュータンス菌の感染が、潰瘍性大腸炎の一因と言われるようになったのか。
それは、次に紹介する2つの実験結果・調査結果が根拠となっています。
1つ目は、軽い腸炎を患っているマウスに、特定のミュータンス菌を投与する実験です。
ミュータンス菌を投与されたマウスの腸炎は、重症化の結果がみられました。また、投与しなかった場合は70%のマウスが生存したのに対し、投与した場合は20%しか生存できませんでした。
2つ目は、潰瘍性大腸炎にかかっている患者さん98人に、ミュータンス菌感染の有無を調べる調査です。
調査結果は、98人のうち58人もの患者さんが、ミュータンス菌に感染していました。
以上から潰瘍性大腸炎の発症には、虫歯菌の感染も一因している可能性が高いと言えるようになったのです。
体が健康な状態にあれば、虫歯菌が大腸にまで及ぶようなことはありません。
しかし虫歯をずっと放置して極限まで悪化させ、ミュータンス菌が血管のなかにまで入り込むようなことがあれば、血液の流れに乗って大腸まで到達し、潰瘍性大腸炎の原因になることもあり得るのです。
脳炎、心内膜炎、敗血症、進行性の膵臓がん、高齢者の肺炎…。
虫歯の放置が大きく関係すると言われている病気は、まだまだたくさんあります。
病気だけではありません。虫歯の放置が災いして、顎、舌、眼球などの組織を摘出しなければならなくなった事例もあると聞きます。
これらのなかには、因果関係が明確でないものも多いですが、リスクがある以上は警戒するのが賢明でしょう。そして虫歯を決して放置せずに、歯科治療を受けに行くことが大切です。
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