インプラントは治療後も大切!東京インプラントGuidanceでは、定期的なメンテナンスの大切さについても紹介しています。インプラントの寿命を少しでも長くしたいという患者様は必見です。
歯ブラシを当てにくい・磨きづらい親知らずは、他の普通の歯より虫歯になりやすい傾向があります。
しかし虫歯になっても、「どうせ不要な歯だから」「いっそ虫歯のおかげで無くなってくれたら楽」などと軽く考えて、歯科治療を受けずに放っておく人も少なくないと言われます。
気持ちは理解できなくもないですが、親知らずの虫歯を放置するのは絶対に良くありません。普通の歯に生じた虫歯を放置するよりも、ずっと厄介なことになってしまうからです!
親知らずの虫歯放置の問題点には、親知らず特有の”普通とは違う生え方”が大きく関係しています。
親知らずの生え方には、大きく分けて「真っ直ぐ」「斜め傾き」「水平埋没」の3タイプがあります。まずは、それぞれにはどのような特徴があるのかを説明していきましょう。
普通の歯と同様に直立して生えています。しかし完全に歯茎から歯冠が顔を出しておらず、隣の歯と段差ができてしまっているケースが多く見られます。このような状態で生えている親知らずには歯ブラシが届きづらいため、ブラッシングがおざなりになってしまいやすい難点があります。
隣の奥歯に寄りかかるように、斜めに傾いて生えているタイプです。
斜め傾きタイプの親知らずも、やはり歯ブラシが届きにくくブラッシングしづらいという短所をもちます。
また親知らずと隣の奥歯が衝突している箇所が、谷間になっているのも問題です。理由は食べカスが蓄積されやすく、普通の歯よりも虫歯になる確率が高いからです。
親知らずが完全横倒しの状態で生えており、なおかつ歯茎のなかに埋没しているタイプです。
隣の奥歯の歯根を圧迫する形になっているので、痛みを生じさせたり歯茎炎症の原因になったりします。100%埋没しておらず、歯冠の一部が歯茎からやや露出している場合は、斜め傾きタイプと同様に汚れが蓄積しやすいため、これらの弊害のほかに虫歯のリスクも伴います。
親知らずが虫歯になってしまっても、ごく初期の段階ならば、さほど問題にはなりません。
ヘッドの小さい歯ブラシを用いて丁寧にブラッシングしたり、フッ素入りの歯磨き粉を使用したりなど、セルフケアをきっちり行えば、再石灰化を期待でき虫歯の進行も食い止めることができるからです。
※ここで言うごく初期の虫歯とは、エナメル質の表面がわずかに脱灰している程度の虫歯です。
しかし象牙質や神経(歯髄)組織まで侵されている重症虫歯の場合は、大きな問題になります。
大きな問題とは、歯科治療が困難になることです。「それは普通の歯の虫歯の場合でも同じでは?」と思うかもしれませんが、親知らずの虫歯のほうが、ずっと治療の難易度が高くなります。
治療の難易度が高いのは、親知らずが一番奥に位置している歯だからです。
歯は奥にあるほど、治療器具が届きにくくなります。技術的に難しい治療は時間も長くかかってしまいます。歯茎に埋没しているタイプの親知らずの場合は、歯茎が邪魔になるので、もっと厄介です。
無事に治療が終わったとしても、まだ問題が残ります。
それは、やはり親知らずの位置や生え方が障害になって、メンテナンスやケアを上手く行えないことです。メンテナンスやケアをしっかり行わないと、言うまでもなく虫歯再発の危険性が高まります。
これらのことをはじめから考慮して、抜歯を即決する医師も少なくありません。虫歯になった親知らずは、「今後のことを考えて抜歯がベスト」とみなされてしまう場合が多くあるのです。
親知らずの虫歯放置の問題点をまとめると、「重症化すると、通常の歯の虫歯より治療が難しくなる」「抜歯される可能性が高い」の2点になります。最悪、自分の大切な歯を失ってしまうかもしれないことを考えると、親知らずの虫歯に無頓着ではいけないことがよく理解できると思います。
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